フェルビナクスチック軟膏は販売中止?理由は名称変更|現在の40g製品を確認

「フェルビナクスチック軟膏が販売中止になった」と聞いたのに、別の名前で製品情報が見つかる。以前使っていたスミルスチック3%は、もう受け取れない薬なのでしょうか。
先に結論|販売中止ではなく、旧名から現在名への販売名変更を確認できました
三笠製薬は2020年12月、スミルスチック3%をフェルビナクスチック軟膏3%「三笠」へ変更すると案内しています。現在もメーカーの製品情報に40g製品が掲載され、2025年8月には包装の印字方式変更も案内されています。
ただし、メーカーサイトへの掲載は、すべての医療機関や調剤薬局でいつでも在庫があることを保証するものではありません。処方・取り寄せ・在庫については、受診先や調剤薬局で確認してください。
確認資料:三笠製薬|フェルビナクスチック軟膏3%「三笠」 / 2020年12月 販売名変更のご案内 / 2025年8月 包装印字方式変更のご案内 情報確認日:2026年9月30日
この記事で分けて確認すること
- スミルスチック3%から何という名前に変わったのか
- 現在の医療用スティック軟膏はどの製品か
- 液体のフェルビナクローションや市販スティックとの違い
- 使い方・禁忌・副作用で確認すべきこと
フェルビナクスチック軟膏は販売中止?現在の40g製品を確認

今回、2020年の名称変更通知と現在の製品ページを並べて確認すると、最も重要なのは「旧名が消えたこと」と「薬そのものが販売中止になったこと」を分けることでした。
2020年12月、スミルスチック3%から販売名を変更
三笠製薬の案内では、販売名をブランド名から一般的名称へ変更しています。
| 変更前 | 変更後 |
|---|---|
| スミルスチック3% | フェルビナクスチック軟膏3%「三笠」 |
通知には、新販売名品の出荷開始と旧販売名品の経過措置が示されています。つまり、旧名の商品が店頭や検索結果から消えたことだけで、成分を含む製品全体の販売中止とは判断できません。
2025年にも40g製品の包装変更案内が出ている
2025年8月のメーカー案内では、フェルビナクスチック軟膏3%「三笠」の40g×10本・40g×50本について、アルミ薬袋の製造番号・使用期限の印字方式を変更するとしています。
変更品の出荷開始予定は2025年9月とされており、少なくともこの時点で現行名の40g製品を対象にした供給案内が出ています。ただし、個々の薬局の在庫や入荷予定までは、この資料から分かりません。
探すときは「現在名・40g・MZ-FBS」を伝える
現在のメーカー情報では、容量は40g、識別コードはMZ-FBS、剤形は白色~淡黄白色半透明の固形軟膏です。
以前の処方袋や写真しかない場合は、「旧名はスミルスチック3%」「現在名はフェルビナクスチック軟膏3%『三笠』」と伝えると、名称の取り違えを減らせます。
名称変更で何が変わった?販売中止・回収とは分けて考える
公式案内は「ブランド名から一般的名称へ」の変更
販売名変更通知に書かれている理由は、ブランド名から一般的名称へ変更することです。供給不足、安全性問題、製造トラブルが名称変更の理由だったとする説明は確認できませんでした。
旧記事にあった市場シェア、供給不足の背景、専門家コメントなどは、今回確認した一次資料では裏付けられないため使用していません。
名称変更は「誰でも安全に使える」という意味ではない
販売中止ではないことと、使用上の注意が不要であることは別です。現在の電子添文には、成分への過敏症やアスピリン喘息・その既往歴がある方への禁忌、ショック・アナフィラキシー、皮膚症状などが記載されています。
妊娠中・妊娠の可能性がある場合は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用する薬です。自己判断で以前と同じように使わず、医師・薬剤師の説明を優先してください。
医療用医薬品なので、一般通販の商品と同じ扱いにしない
フェルビナクスチック軟膏3%「三笠」は医療用医薬品です。メーカーも、患者さんが独自に使用を中止・変更せず、治療中の医師や調剤した薬剤師へ相談するよう案内しています。
処方された製品が見つからない場合は、通販で似た商品へ置き換える前に、受診先または調剤薬局へ現在名を伝えて確認してください。
フェルビナクスチック軟膏の使い方と注意点

薬剤を4~5mm出し、適量を患部へすり込む
- キャップを回して開ける
- 底部のダイヤルを回し、薬剤を4~5mm出す
- 痛いところを中心に、適量をまんべんなくすり込む
- 使用後はダイヤルを回して薬剤を戻し、キャップをしっかり閉める
受け皿の上面が露出したら使用をやめ、受け皿に残った薬剤を無理に使わないよう、患者向け指導箋で案内されています。
傷口・眼・粘膜へ使わず、患部を密封しない
傷口、眼、粘膜には使用できません。また、塗った患部をラップフィルムなど通気性の悪いもので覆わないよう案内されています。
かゆみ、皮膚炎、発赤、かぶれ、ヒリヒリ感、水疱などに気づいた場合は、担当の医師・薬剤師へ相談してください。呼吸困難などショック・アナフィラキシーが疑われる症状は、すぐに医療機関を受診する必要があります。
ローション・ゲル・市販スティックは別の製品
液体のフェルビナクローションは別剤形です。販売状況や使い方は、フェルビナクローションの記事で分けて確認してください。
また、ロキソプロフェンのゲル製剤は有効成分も剤形も異なります。処方薬の代わりとして自己判断で入れ替えないでください。
市販のスティック型を検討するときの違い

市販品にもフェルビナク3.0%を含むスティック型がありますが、医療用のフェルビナクスチック軟膏3%「三笠」と同じ商品ではありません。添加成分、用法、対象年齢、妊娠・喘息などの注意事項を確認する必要があります。
ゼノールエクサムSX|フェルビナク3.0%の市販チック
ゼノールエクサムSXは第2類医薬品で、フェルビナク3.0%を含む太塗りチックです。メーカーは1日2~4回の使用を案内しています。
妊娠中・妊娠していると思われる方、15歳未満、ぜんそくを起こしたことがある方などは使用できないため、医療用製品からの単純な置き換えにはなりません。
フェイタス チックEX|同じ3.0%でも添加成分・表示が別
フェイタス チックEXも第2類医薬品で、フェルビナク3.0%を含む市販のスティック型です。公式商品情報では、l-メントール6.0%を配合した別製品として案内されています。
同じ有効成分濃度だけを見ず、箱の使用上の注意と説明文書を確認してください。
処方薬がないとき、市販品へ替えてよい?
症状が市販薬の対象か、年齢、妊娠、ぜんそく、皮膚の状態、ほかに使っている薬などで判断が変わります。処方薬を継続していた方は、自己判断で切り替える前に医師・薬剤師・登録販売者へ相談してください。
家に残っているスミルスチックは使える?
旧名かどうかだけでは判断できません。薬袋や容器の使用期限、保管状態、処方された本人の薬かを確認してください。患者向け資料では、処方された患者さん以外は使用しないよう案内されています。
妊娠中・子どもでも使える?
医療用製品は、妊娠中または妊娠の可能性がある場合、治療上の有益性が危険性を上回ると判断されるときにのみ使用します。小児を対象とした臨床試験は実施されていません。
市販品には「妊婦は使用しない」「15歳未満は使用しない」と明記されたものがあります。医療用と市販品の注意事項を混同せず、個別に確認してください。
まとめ|旧名の販売終了と、現在の製品終了を混同しない
- スミルスチック3%は、2020年12月にフェルビナクスチック軟膏3%「三笠」へ販売名変更
- メーカーは現在も40g製品を掲載し、2025年にも包装変更を案内
- 医療用製品の在庫・処方・取り寄せは医療機関や薬局ごとに確認
- ローション、市販スティック、別成分のゲルは同じ商品ではない
- 使い方・禁忌・副作用は電子添文と医師・薬剤師の説明を優先
検索画面で旧名が見つからなくても、すぐに「薬そのものが製造中止」と決める必要はありません。以前の薬袋や容器がある場合は、旧名と現在名をセットで見せると確認しやすくなります。
目次
コメント
コメント一覧 (3件)
[…] […]
[…] […]
[…] […]