VIVANT新テーマの歌声は誰?アリム・ガシモフ親子とムガームとは

『VIVANT』第2シーズンの新テーマで聞こえる歌声は、アゼルバイジャンのムガーム歌手アリム・ガシモフさんと、娘のファルガナ・ガシモヴァさんです。
曲名は「Qarabağ Şikəstəsi(カラバフ・シケステシ)in VIVANT」。2人がドラマのために特別に再録音したボーカルと、千住明さんのオーケストラを組み合わせた新しいテーマです。
情報確認:2026年10月6日。出典:TV LIFE・新テーマ発表/TBS『VIVANT』公式サイト
最初に分かる4点
歌手
アリム・ガシモフ
ファルガナ・ガシモヴァ
関係
父と娘
音楽
アゼルバイジャンの
伝統音楽ムガーム
曲名の読み方
カラバフ・シケステシ
VIVANT新テーマの歌手はアリム・ガシモフ親子
新テーマへ参加したのは、アリム・ガシモフさんとファルガナ・ガシモヴァさんです。2人は親子で、アゼルバイジャンの古典・伝統音楽「ムガーム」を国内外で演奏してきました。
『VIVANT』で使われるのは、既存曲をそのまま流した音源ではありません。2人が本作のためにボーカルを特別に再録音し、千住明さんによるドラマティックなオーケストラと重ねています。
父娘の声が入ったテーマは、第2シーズンへ新たに追加された曲です。公式発表は、従来の「VIVANT<Main theme>」を廃止・交換したとは説明していません。
アリム・ガシモフとは?世界で評価されるムガーム歌手
アリム・ガシモフさんは1957年生まれのアゼルバイジャン人音楽家で、同国を代表するムガーム歌手の一人です。
即興性の強い歌唱を特徴とし、1999年には国際音楽評議会・ユネスコ音楽賞を受賞。アガ・カーン音楽プログラムの紹介では、9枚のアルバムを録音し、そのうち3枚を娘ファルガナさんと制作したと説明されています。
伝統を守るだけでなく、古くからの形式へ新しい解釈を加え、ムガームを世界へ広めてきた音楽家です。
人物情報:Aga Khan Music Programme・Alim Qasimov
娘ファルガナ・ガシモヴァとは?父と共演する歌手
ファルガナ・ガシモヴァさんは1979年生まれのムガーム歌手です。父アリムさんの歌を幼い頃から聞き、現在は父娘でアリム・ガシモフ・アンサンブルの中心を担っています。
2人は歌だけでなく、打楽器のダフを演奏することもあります。父と娘が声を受け渡しながら進む歌唱は、独唱を中心としてきた従来のムガームに新しい表現を加えました。
今回のベース曲名にも「feat. Fərqanə Qasımova」とあり、ファルガナさんは父の補助ではなく、楽曲を構成する重要な歌手として参加しています。
人物情報:Aga Khan Music Programme・Alim Qasimov Ensemble
「Qarabağ Şikəstəsi in VIVANT」の読み方と曲の意味
公式の日本語表記は、「カラバフ・シケステシ in VIVANT」です。
新テーマのベースになったのは、アリムさんが2020年に発表した「Qarabağ Şikəstəsi(feat. Fərqanə Qasımova)」。公式発表では、カラバフという土地への郷愁、痛み、悲しみ、深い愛着を歌い上げた曲と説明されています。
日本語の歌詞全文や逐語訳は、今回の発表には掲載されていません。言葉を一語ずつ訳すより、土地を失う痛みや故郷への思いを、即興的な旋律と声で表す曲として聞くと理解しやすいでしょう。
ムガームとは?即興で感情を広げる伝統音楽
ムガームは、アゼルバイジャンを代表する伝統音楽です。2008年にユネスコの無形文化遺産代表一覧へ記載されました。
決められた楽譜を最初から最後まで同じように演奏するのではなく、歌手が古典詩や受け継がれた旋律をもとに、即興で表現を変えていく点が大きな特徴です。
歌手
男性または女性の歌手が、古典詩と旋律を即興的に組み合わせます。
タール
長い棹を持つ弦楽器。旋律を支える代表的な楽器です。
カマンチャ・ダフ
弓で弾く弦楽器と、大型のタンバリンに似た打楽器が使われます。
出典:UNESCO Intangible Cultural Heritage・Azerbaijani Mugham
なぜVIVANTに採用?アゼルバイジャン撮影中の出会い
コラボレーションのきっかけは、『VIVANT』制作陣がアゼルバイジャンでロケをしていた期間に、現地でムガームを耳にしたことです。
その圧倒的な表現力にひかれた制作陣が、音楽総監督の千住明さんへ新テーマの制作を依頼。アリムさん側との連携を経て、父娘による再録音が実現しました。
アゼルバイジャンを物語の舞台として借りるだけでなく、現地で受け継がれてきた音楽を、その演奏者と一緒に作品へ取り入れた形です。
どこで聞ける?原曲・ドラマ・LPを確認
LPには今回の新テーマも収録予定です。商品ページが増える時期には、同じタイトルでも通常のサウンドトラックCDや過去の楽譜と取り違えないよう、発売日と「THE VINYL」の表記を確認してください。
VIVANTの新しい歌声はアゼルバイジャンの父娘
- 歌手はアリム・ガシモフさんと娘ファルガナ・ガシモヴァさん
- 2人はアゼルバイジャンを代表するムガーム歌手
- 曲名は「カラバフ・シケステシ in VIVANT」
- ドラマのためにボーカルを特別再録音
- 制作陣が現地撮影中にムガームを聞いたことが採用のきっかけ
歌手と音楽の背景を知ると、VIVANTの新テーマは「迫力のある外国語の歌」だけではなく、カラバフへの郷愁とアゼルバイジャンの音楽文化を重ねた曲だと分かります。次にドラマで流れたときは、父娘の声の重なりにも注目してみてください。
アイキャッチ写真:Michael Coghlan、Wikimedia Commons、CC BY-SA 2.0。2013年に撮影されたアリム・ガシモフさんとファルガナ・ガシモヴァさんの実写写真を、トリミング・色調整・文字入れしています。加工後画像も同ライセンス条件で扱います。
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